「ECサイトを立ち上げたいけど、何からはじめたらいいのか分からない…」そんな方にまず読んでほしい内容です!
本記事では、ECサイトを立ち上げるためのはじめの一歩として、まず知っておくと良いポイントを解説しています。
後半では、日本をはじめ世界でも多くのECサイトで使われている「Shopify」に絞ってメリットや注意点を解説しています。
目次
ECサイトを立ち上げたいと思ったら
自分のEC店舗を立ち上げて、商品を販売したい!と思ったら、まず「独自(自社)ECサイトを立ち上げる」または「モールに出店する」という選択を行う必要があります。
「独自(自社)ECサイトを立ち上げる」ことは、実店舗で例えると路面店をオープンすることに似ています。店舗の立地や外観・売り方・接客方法など、自分自身で自由に決めることができます。
お客さんに店舗まで足を運んで貰うための施策を考える必要がありますが、SNSやwebサイトなどと連携することで、認知度を上げていくことも可能です。ゼロからECサイトを立ち上げることは難しそうに感じるかもしれません。しかし、ShopifyやBASEなどの既に用意されているECカートのサービスを使うと、比較的簡単に独自ECサイトを持つことが可能です!

続いて「モールに出店する」ことは、実店舗で例えると百貨店やショッピングモールの中に出店することに似ています。
この場合、知名度の低い店舗でもショッピングモールに訪れたお客さんの目に留まりやすくなるというメリットがあります。
訪れるお客さんはモールのキャンペーンやポイント制度などの恩恵を受けることができます。
一方で店舗側は、他店との価格競争に巻き込まれてしまうというデメリットもあります。また、モールに出店している以上は、一定割合の販売手数料をモールに支払う必要があります。
楽天市場やAmazonなどがモールの例です。

オンラインストア構築プラットフォーム「Shopify」
今回は「独自(自社)ECサイトを立ち上げる」ために、Shopifyに注目してみましょう!
Shopify(ショッピファイ)は、カナダの企業で、オンラインストア構築プラットフォームを提供しているサービスです。
また、日本法人として「Shopify Japan 株式会社」も存在しており、日本国内のユーザーに対してもサポートを行っています。
日本のShopifyの店舗は約32,400店舗で、すでに多くの店舗がShopifyを利用しています。
(全世界のShopifyの店舗は約2,300,000店舗 ※2024年1月時点)
There are 32,883 live Shopify stores in Japan.
https://storeleads.app/reports/shopify/JP/top-stores
ちなみに、令和4年度の総務省の報告書によると、2022年時点の物販系分野のEC化率は約9%となっています。
Shopifyに関わらず、日本の9割近くの店舗がEC化されていないのが現状です。
EC化率の定義:
https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230831002/20230831002-1.pdf#page=16
本調査における EC 化率は、電話、FAX、E メール、相対(対面)等も含めた全ての商取引金額(商取引市場規模)に対する EC 市場規模の割合と定義する。
Shopifyを使うメリット
Shopifyには次の4つのメリットがあります。
特別な知識がなくてもECサイトを立ち上げられる
ECサイトを立ち上げる際、「webに関する専門知識が無い…」と心配される人もいるかもしれません。
しかしShopifyの場合は、おしゃれなデザインテンプレートが複数用意されています!(無料・有料)実店舗で例えると、外装も内装も完成しているお店が用意されているようなイメージです。
また、初期設定を行う際にも「設定ガイド」として、次にやることを示してくれるため、迷わずに設定を進めることができます!
困ったときはヘルプセンターも用意されているため安心!
アプリで機能を追加できる
商品を販売するための基本的な機能は元々備わっていますが、アプリを追加することでECサイトに便利な機能を追加することもできます!
身近なものに例えると、スマートフォンで電話やメールが使えることに加えて、チャットアプリや読書アプリなどを追加して、自分なりにカスタマイズする事に似ています。
Shopifyに追加可能なアプリは次のようなものがあります。
- 購入者の評価をECサイトに掲載するレビューアプリ(Judge.me Product Reviews)
- Instagramの投稿をECサイト上に掲載するアプリ(Instafeed)
- 商品のお気に入り登録を可能にするアプリ(Wishlist King)
- ECサイトを多言語に翻訳するアプリ(LangShop AI言語翻訳)
セキュリティ面
ECサイトではお客さんの個人情報を取り扱うことになるので、セキュリティの観点はとても重要です。Shopifyでは以下のような対策がされています。
- クレジットカード情報を安全に取り扱うために定められた世界基準(PCI DSS)を満たしている。
- ECサイトの常時暗号化(SSL化)による、第三者へのデータ流出や改ざん等を防止
- 管理画面へのログイン時に2段階認証の設定(二重ロック)
ブログの掲載が可能
商品の販売だけでなく、ブログのような記事コンテンツの投稿も可能です。商品に込められた想いや新着情報等を発信することにより、お客さんとのコミュニケーションを行うことが可能です。
Shopifyの注意点
アプリ同士の連携ができるのか確認する必要がある
メリットで「アプリで機能を追加できる」ことをお伝えしましたが、複数のアプリを同時に使う場合には注意が必要です。
複数のアプリが同時に問題なく動くかどうかは、実際に試してみる必要があります。
通常、アプリには無料のお試し期間が設けられているため、その期間に使ってみることをおすすめします。
集客方法を考える必要がある
ECサイトが完成しても、肝心のお客さんが来てくれなければ意味がありません。
ECサイトを立ち上げる前からSNSで情報発信をしておくことや、SEO対策(Googleなどの検索エンジンで上位に表示させること)などが大切です。
また、SNSやサイト内の情報は、一時的ではなく日常的に高頻度で更新し続けることも重要です。
まとめ
いかがでしたか?
ECサイトを立ち上げる第一歩が、踏み出しやすくなったのではないでしょうか。
本記事では、「独自ECサイトの立ち上げ」または「モールへの出店」の選択が必要であることを説明しました。さらに今回は「Shopify」に焦点を当て、そのメリットや注意点について解説しました!
個人でECサイトを作ることもできますが、専門の会社に依頼すると、よりオリジナリティのあるECサイトを作ることも可能になります!
ECサイトは完成してからがスタートと言われていますので、伴走してもらえる心強いパートナーを探してみてはいかがでしょうか。
relationでは、ECサイト制作のエキスパートとしてECサイトの立ち上げから、お客様のサイトが自走できる仕組み作りのお手伝いをいたします。
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