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【超初心者向け】ECサイトのはじめ方 〜Shopify解説〜

ECサイトを始めたいと考えていても、「何から手をつければよいのか分からない」と不安を感じる方は多いのではないでしょうか?
実際、初めてオンラインショップを立ち上げる際には、手順や必要な準備が見えづらく、迷ってしまうことも多いですよね。

本記事では、これからECサイトを構築したい方に向けて、Shopifyを活用した始め方と使い方をわかりやすく解説します。Shopifyのメリット・注意点にも触れつつ、初めての方が安心して取り組めるよう具体的なステップを整理しました。

ECサイトを立ち上げたいと思ったら

オンラインで商品を販売する方法は、大きく分けて 「独自(自社)ECサイトを構築する」か「モールに出店する」か の2つです。

独自(自社)ECサイトを立ち上げる場合

これは街で「自分のお店」を持つようなもので、デザインや運営方針を自由に決められ、自社ブランドの世界観を反映できるのが強みです。
ただし、お客様に来てもらうための集客施策(SNS活用やSEO対策など)は自分たちで行う必要があります。

近年では、ShopifyやBASEといったプラットフォームを使えば、システム開発の知識がなくても比較的短期間で自社ECサイトを持つことが可能になっています。

モールに出店する場合

楽天市場やAmazonといったモールに出店するのは、「百貨店やショッピングモールの中に店舗を構える」イメージに近いです。集客力がすでにあるため、ブランド知名度が低くても商品が見てもらいやすいメリットがあります。

一方で、出店料や販売手数料がかかるほか、他店舗との価格競争に巻き込まれるリスクもあります。

長期的にブランドを育てたい場合は、自由度の高い独自ECサイトの構築、特にShopifyの利用がおすすめです。

オンラインストア構築プラットフォーム「Shopify」

Shopify(ショッピファイ)は、カナダ発のECサイト構築プラットフォームで、世界175か国以上で利用されています。日本法人もあり、日本語でのサポートも受けられるため、安心できます。
2025年現在、日本国内では3万店舗以上がShopifyを活用しており、個人事業主から大企業まで幅広く導入されています。
(参考:Store Leads「Shopify利用店舗数」2024年時点)

初心者の方でも、テーマ(デザインテンプレート)を選び、商品を登録し、決済方法を設定するだけでショップを開設できます。
「用意された店舗に商品を並べる」ような感覚で、ECサイトの始め方をスムーズに進められるのが大きな魅力です。

Shopifyの始め方ステップ(初心者向け)

「Shopifyを使いたいけれど、何から始めればよいのか分からない」という方に向けて、基本的な流れを整理しました。ぜひ参考にしてみてください。

ステップ1|アカウントを作成する

まずはShopify公式サイトからアカウントを登録します。
14日間の無料トライアルがあるため、初めての方でもリスクなく試すことができます。

ステップ2|デザインテーマを選ぶ

無料・有料のテンプレートから好みのデザインを選びます。
最初は無料テーマを使い、慣れてきたら有料テーマに切り替えるのもおすすめです。

ステップ3|商品を登録する

商品名、価格、説明文、画像を登録すれば商品ページが完成します。
特に画像は購入を左右する重要な要素のため、複数の角度や利用シーンを見せることがポイントです。

ステップ4|決済方法と配送設定を行う

クレジットカード、PayPayなど複数の決済手段を有効化し、送料ルールを設定します。
送料は購入を迷わせる要因になりやすいため、できるだけ明確でシンプルに表示しましょう。

ステップ5|公開前にテスト注文をする

商品をカートに入れて購入完了までの流れを必ず自分でテストしましょう。
メール通知や在庫反映、決済が正しく機能するかを確認してから公開すれば安心です。

Shopifyの基本の使い方(管理画面)

Shopifyを導入したものの、「管理画面のどこを触ればいいのか分からない…」と悩む方は多いです。
ここでは、初心者が最初につまづきやすいポイントをピックアップし、基礎の使い方を解説します。

商品(Products)

商品登録は、EC運営の土台です。
バリエーション(サイズ・カラー)、SKU、在庫数を正しく管理することで販売機会の損失を防げます。

また、商品画像は1商品あたり3〜5枚が目安です。正面写真に加えて「使用シーン」「比較写真」「装着イメージ」を掲載すると、購買意欲(CVR)が向上しやすくなります。

オンラインストア(テーマ)

テーマ設定ではテンプレートを編集し、「商品一覧」「レビュー」「バナー」などをセクションごとにブロックで配置します。

特に重要なのはスマホ表示の確認。
購入の7割以上がモバイル経由といわれるため、PCだけでなくスマホでも使いやすい設計を意識しましょう。

支払い・配送(Payments / Shipping)

支払いでは「Shopifyペイメント」を有効化しておくと、クレジットカードやApple Payなどに簡単対応できます。
配送設定は「一律送料」「購入金額◯円以上で送料無料」など、シンプルなルールを設定するとカゴ落ちを防止できます。配送エリアや送料条件は、事前に明確にしておくことが大切です。

ディスカウント(割引)

新規購入やリピーター獲得には割引機能が役立ちます。Shopifyでは「クーポンコード」や「自動割引」を設定可能です。
ただし、乱発するとブランド価値を下げてしまうため、キャンペーンや特定イベントなど用途を絞って使うのがおすすめです。

アナリティクス(分析)

Shopifyの管理画面には、売上・流入経路・商品別のパフォーマンスを確認できるアナリティクス機能があります。
さらに、GoogleアナリティクスやSearch Consoleを導入することで、検索流入やクエリ分析も可能になります。

SEOについて詳しくは『【SEO対策とは?】わかりやすく基本的な仕組みや施策を解説!』をご覧ください。

Shopifyを使うメリット

Shopifyには次の4つのメリットがあります。

特別な知識がなくてもECサイトを立ち上げられる

ECサイトを立ち上げる際、「webに関する専門知識が無い…」と心配される人もいるかもしれません。

しかし、Shopifyの場合は、おしゃれなデザインテンプレートが複数用意されています!(無料・有料)実店舗で例えると、外装も内装も完成しているお店が用意されているようなイメージです。

また、初期設定を行う際にも「設定ガイド」として、次にやることを示してくれるため、迷わずに設定を進めることができます!
困ったときはヘルプセンターも用意されているため安心!

アプリで機能を追加できる

商品を販売するための基本的な機能は元々備わっていますが、アプリを追加することでECサイトに便利な機能を追加することもできます!

身近なものに例えると、スマートフォンで電話やメールが使えることに加えて、チャットアプリや読書アプリなどを追加して、自分なりにカスタマイズする事に似ています。

Shopifyに追加可能なアプリは次のようなものがあります。

セキュリティ面

ECサイトではお客さんの個人情報を取り扱うことになるので、セキュリティの観点はとても重要です。Shopifyでは以下のような対策がされています。

  • クレジットカード情報を安全に取り扱うために定められた世界基準(PCI DSS)を満たしている。
  • ECサイトの常時暗号化(SSL化)による、第三者へのデータ流出や改ざん等を防止
  • 管理画面へのログイン時に2段階認証の設定(二重ロック)

ブログの掲載が可能

商品の販売だけでなく、ブログのような記事コンテンツの投稿も可能です。商品に込められた想いや新着情報等を発信することにより、お客さんとのコミュニケーションを行うことが可能です。

Shopifyの注意点

アプリ同士の連携ができるのか確認する必要がある

メリットで「アプリで機能を追加できる」ことをお伝えしましたが、複数のアプリを同時に使う場合には注意が必要です。
複数のアプリが同時に問題なく動くかどうかは、実際に試してみる必要があります。
通常、アプリには無料のお試し期間が設けられているため、その期間に使ってみることをおすすめします。

集客方法を考える必要がある

ECサイトが完成しても、肝心のお客さんが来てくれなければ意味がありません。
ECサイトを立ち上げる前からSNSで情報発信をしておくことや、SEO対策(Googleなどの検索エンジンで上位に表示させること)などが大切です。
また、SNSやサイト内の情報は、一時的ではなく日常的に高頻度で更新し続けることも重要です。

Shopifyを始める時のよくある質問(FAQ)

Shopifyを始めようとする方からよく寄せられる質問をまとめました。初めての導入で不安な方は、ぜひ参考にしてください。

どれくらいの期間で公開できますか?

商品写真・商品説明文・送料ルールなどの準備が整っていれば、最短1〜2日で公開可能です。
最初から完璧を目指すよりも、まずは小さく公開して改善を重ねるのがおすすめです。

どのプランを選べば良い?

プランは売上規模や必要機能によって異なります。
初心者の方はまず「Basicプラン」から始めるのが一般的です。

Shopifyの詳しい料金比較は『【2025年最新】Shopifyの料金プランを徹底比較|費用・機能・手数料の違いが一目でわかる!』をご覧ください。

ブログやSEO対策はできますか?

Shopifyにはブログ機能があり、商品紹介や最新情報を発信することでSEO対策にもつながります。
さらにメタ情報編集やSEO関連アプリを追加することで、検索エンジンからの集客を強化できます。コンテンツ設計をしっかり行うことが成果を出すカギです。

まとめ

いかがでしたか?
ECサイトを立ち上げる第一歩が、踏み出しやすくなったのではないでしょうか。

本記事では、「独自ECサイトの立ち上げ」または「モールへの出店」の選択が必要であることを説明しました。さらに今回は「Shopify」に焦点を当て、そのメリットや注意点について解説しました!

個人でECサイトを作ることもできますが、専門の会社に依頼すると、よりオリジナリティのあるECサイトを作ることも可能になります!
ECサイトは完成してからがスタートと言われていますので、伴走してもらえる心強いパートナーを探してみてはいかがでしょうか。

relationでは、ECサイト制作のエキスパートとしてECサイトの立ち上げから、お客様のサイトが自走できる仕組み作りのお手伝いをいたします。
「コンセプトに合ったECサイトを作りたい、売上なども相談したい」という方はぜひ株式会社relationへご相談ください!

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この記事を書いた人

MEI

ディレクター・デザイナー

MEI

コーヒーと観葉植物を愛する、ディレクター兼デザイナー。タスク管理や情報整理が得意分野。

システムエンジニアからジョブチェンジし、relationではシステムも少し分かるデザイナーへ成長中。