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MEO対策を自分で行う方法まとめ|上位表示のポイントまで解説

MEO対策の方法

みなさんこんにちは!
WebディレクターのKOHです。

私はこれまで100件を超える医療機関のMEO対策をお手伝いしてきました。
今回はその中で得た知見をもとに、「MEOとは何か」「自分でできる具体的なMEO対策の方法」「上位表示のポイント」をわかりやすく解説します。

この記事がおすすめの方

  • MEOがそもそも何かわからない人
  • イメージはつくが、具体的に何ができるか知らない人
  • 自分でできる具体的なMEO対策の方法が知りたい人

それではどうぞ!

MEOとは

MEOとはMap Engine Optimization(地図検索エンジン最適化)の頭文字を取った略語で、主にGoogleマップ上での検索において上位表示させるための対策全般を指します。
マップ上で上位表示を目指す理由は、ズバリ直接集客につながりやすいから!

例えばスマホやPCで「地域名+ランチ」と検索した際、検索結果が以下のように表示されていませんか?

①画像:PCとSPでの検索結果画面

赤色で囲んだ箇所が、MEOが反映される部分(ローカルパックと言います)で、基本的に上位3つまでが最初の検索結果に表示されます。

ブラウザで調べ始めたのに、気づいたらGoogleマップ上でお店を探していて、そのまま予約まで進んでしまった…というご経験、みなさんも一度はあるのではないでしょうか。
検索結果の目立つ位置にローカルパックが表示されるため、MEOを正しく活用することで、店舗の認知度向上と集客強化が期待できるのです。

>参考
Googleビジネスプロフィール:https://www.google.com/intl/ja_jp/business/

SEOとの違い

「検索結果の上位表示を目指す」と聞くと、最初に思いつくのはSEOではないでしょうか?
ここでMEOとSEOの違いを改めて整理してみましょう。

SEOとはSerch Engine Optimaization(検索エンジン最適化)の略称で主にオーガニック検索においての上位表示を目指す対策のことです。
※オーガニック検索:広告以外の検索結果のこと

検索結果画面だと、赤枠部分がMEOが反映される部分、青枠部分がSEOが反映される部分です。

②画像:MEO部分を赤枠、SEO部分を青枠で囲んだ検索結果ページ

SEOとMEOが大きく異なる点は、ズバリ、「場所」が重要か否か。
例えば、掃除機が欲しいと思った場合に、「どの場所で販売されている掃除機なのか」は判断材料にはならないですよね?

「掃除機 おすすめ」「掃除機 静か」などのキーワードで検索し、上から順番に「掃除機そのもの」の情報を集めるのが通常の流れです。

③上記検索KWでの検索結果画面

対して、病院や飲食店を検索する場合はいかがでしょうか。
「どの場所にあるか」が、重要な判断基準のひとつになりますよね?

したがって、「病院」や「飲食店」といった同じキーワードで検索しても、検索をした場所によって表示される内容が自然に変わります。

SEOは検索する場所を問わず、対象のキーワードで上位表示されることを目指すWEBサイト上の対策。
MEOは検索する場所によって結果が変わり、対象のエリア内でGoogleマップの上位表示を目指す対策。

目的も手法にも明確な違いがあります。

ローカルパック自然検索
集客目的地図検索エンジン上での地域集客検索エンジン全体での集客
集客対象特定の地域における潜在的な顧客幅広いターゲット層
効果が出るまでの期間開始から2週間目〜着手から3ヶ月以上
施策の方法ビジネスプロフィールを充実させる(情報をできるだけ登録する、常に最新の情報に更新する など)Webサイトを充実させる(コンテンツの内容を充実させる、被リンクを増やす、最新の情報を発信する など)
施策の名称MEO(マップエンジン最適化)SEO(検索エンジン最適化)

>参考
SEOスターターガイド:https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja

SEO対策についてはこちらの記事もご覧ください。

MEOのメリットとデメリット

MEOの概要が整理できたところで、メリットとデメリットについてそれぞれお伝えします。

MEOのメリット

メリットは大きくわけると次の4つです。

①目に留まりやすくわかりやすい(視認性が高い)

1つめのメリットは、その情報のわかりやすさ(視認性の高さ)です。
先ほどお伝えした通り、エリアが検索結果に大きく影響する場合のキーワード検索においては、自然検索の結果画面よりも上に地図情報が表示されます。

地域情報に影響を受けるキーワードの例

  • 飲食店(居酒屋、レストラン、カフェ、ラーメン店…)
  • 教育施設(塾、カルチャーセンター、英会話、パソコンスクール…)
  • 医療施設(病院、眼科、耳鼻科、歯科、整骨院…)
  • 地域に密着する店舗・施設(美容院、スポーツジム、クリーニング…)
  • 士業(弁護士、税理士…)
  • 地域で緊急対応が必要な業態(鍵修理、水のトラブル…)

また掲載される情報も、タイトルとメタディスクリプションだけの表示である自然検索結果に比べ、口コミや住所、電話番号など充実した内容も表示することができます。

そのまま予約などのコンバージョンに至ることも多く、提供するサービスによっては、SEO以上にMEOが効果を発揮することが多々あります。

②温度感が高いユーザーの獲得につながる

「近くの〇〇」「地域名+〇〇」等のキーワードで検索するユーザーは、すでにサービスを受けることを決めていて、最終的にどこに行くかを選ぶタイミングにある状態にあると言えます。

つまりマップ上で上位表示されていれば、そういった温度感の高いユーザーの目に留まりやすくなり、直接集客につながりやすくなるのです!

また最新情報や予約方法など充実した情報を掲載できるので、HPやポータルサイトを介せず、そのまま来店予約まで誘導できるのもMEOの大きなメリットです。

③自分で対策ができる

MEOの基本対策は、正しい情報を掲載し定期的に情報更新をすること。

無料で登録ができ管理画面の操作に慣れてしまえば誰でも運用できるので、専門業者に依頼しなくても、自分で一定の基準まで対策ができる点がMEOの魅力です。
タグの設定や適切なキーワード選定、Googleアナリティクスの分析方法など専門的な知識が必要なSEOに比べると、店舗運営者に優しいサービスといえるでしょう。

④競合が少ない

2014年に登場したGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)ですが、SEOに比べるとまだまだ対策している店舗は少なく、上位表示を目指せる余地があります。

始めるタイミングは早ければ早いほど良いので、後述する対策方法を参考にぜひ活用してみてください。

MEOのデメリット

デメリットとしては大きく次の3つが挙げられます。

①あくまでも実店舗への来客促進でしかない

マップ上での上位表示を目指す対策であることから、MEOは実際にユーザーが店舗に訪れるサービスに対してのみ効果を発揮します。
例えば、ネットショッピングや企業の本社の位置などは店舗サービスでは無いので、MEOよりもSEOに注力する方が適しています。

②悪い口コミが掲載される可能性がある

ユーザーにとって訴求力が高い口コミですが、常に良い評価だけが投稿されるとは限りません。
ビジネスプロフィールを利用する以上、低い評価の口コミが投稿される可能性が常にあります。

加えて厄介なことに一度掲載された口コミは基本的に削除できません。
だからこそ常に良いサービスの提供を心がけること、低評価の口コミが投稿される前に高評価の口コミをたくさん集めておくことで、自衛することが大切です。

③管理の手間がかかる

MEO対策は自分でできることも多いですが、前述した通り、こまめな情報管理が欠かせません。

常に正しい情報に整えておくことに加え、投稿機能を活用した最新情報の発信や口コミへの返信など、日頃から意識的に活用し続けることが大切です。

3.自分でできる!MEO対策の具体的な方法

上位表示される評価基準とは

それでは上位表示させるための、自分でできるMEO対策の具体的な方法をお伝えします。
まずはGoogleマップの評価基準について確認しましょう。

①関連性

関連性とはユーザーが検索したキーワードとビジネスプロフィールがどれくらい合致しているかの度合いのことで、一番大切な評価基準。
ビジネス情報を充実させることで、検索キーワードと自店舗サービスの関連性を高めることができます。

②距離

キーワードで入力された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離で評価されます。Googleが設定した各エリアの中心点に近ければ近いほど有利に働きます。
ただし中心点から離れた場所に位置する場合でも、関連性や視認性を上げることで、距離のハンデは十分カバー可能。

一方でキーワードで場所の指定がない場合は、ユーザーの位置情報に基づいて表示が変わります。

③視認性の高さ

主にビジネスの認知度(WEB上とオフライン)で評価されます。

例えばHPのコンテンツの充実度やSNSでの情報発信、外部リンクの有無などが影響し、Googleの口コミ数とスコアも視認性の高さとして評価されます。
ではここからは、各評価基準を踏まえて、具体的に自分でできるMEO対策の方法をご紹介していきます!

自分でできるMEO対策

①Googleアカウントに登録する

Googleビジネスプロフィールのサービスページからアカウント登録をしましょう。
Googleアカウントを持っていない方は、Googleアカウントの開設から始めます。
必要項目を入力しながら次へ進みます。

※オーナー確認について※
MEOを開始するには、まずは該当のビジネスプロフィールが自分の店舗であるということを証明する必要があり、この手順が「オーナー確認」です。
Googleから案内される確認コードを入力するだけの簡単な作業で、案内方法は主に電話、メール、郵送の3種類があります。

一番おすすめなのは電話で、その場でGoogleからの自動音声の着信が入るため即時オーナー確認が完了します。
独自ドメインのHPがある方はメールでの確認もすぐに対応ができるという点でおすすめ。

いずれも持ってない方は、確認コードを郵送で送ってもらう方法があります。
郵送まで2〜3週間かかってしまう点だけ予め認識しておきましょう。

②業種など適切な情報を入力する

下記の項目を中心に情報を最適化していきます。
特に重要なのは、ビジネスカテゴリの設定!
誤ったカテゴリを設定してしまうと評価が落ちるほか、ビジネスに必要な入力項目が表示されず最適な運用ができなくなります。
必ず自分のビジネスに合致したカテゴリーを選択しましょう。

  • 住所・マップピンの設定
  • 営業時間
  • 電話番号
  • ウェブサイトURL
  • メニュー/サービス/商品

※サービスについては当てはまるものを全て選びましょう

※その他の項目で当てはまるものは全てもれなく情報を追加します

③写真を入れる

100〜200枚を目安に写真を追加します。
外観から内装、メニュー写真などGoogle側から表示されているカテゴリ全てに満遍なく写真が登録されている状態が理想です。

④こまめに情報を更新する

基本的な情報登録が完了したあとに必要なのは情報の更新です。
臨時休業や営業時間の変更など、ユーザーの来店に関係する情報は常に最新情報にしておきましょう!

※投稿機能を活かしましょう
Googleには投稿機能という便利な機能があります。
こちらを利用することも、自分でできるMEO対策の1つです。
投稿には「最新情報」や「イベント」「特典」など選択したビジネスカテゴリによって投稿できる項目が異なります。

臨時休業など一時的な案内や通知は「最新情報」から、一方でキャンペーンやイベント開催など適用期間や実施日が決まっている内容については、表示期間を指定できる「イベント」からの投稿がおすすめです。
※投稿にはCTAボタン(HPや予約ページへのリンクボタン)も設置ができます

※一定期間表示したい投稿は「イベント」から投稿するのがおすすめです

最低でも2週間に1回程度の頻度で継続して投稿を行ってください。
こまめに情報更新をしていることで信頼性が高まり、結果としてキーワードへの関連性が高いと判断され、上位表示されやすくなります。

⑤口コミを集める

最後にMEOの「要」となる口コミについてです。
上記のように低評価の口コミが投稿される前に高評価の口コミを集めることがそのまま低評価口コミ投稿への抑止力として作用します。
口コミが自然と集まるのが理想ですが、なかなか集まりにくいのが現状なので、工夫をこらして積極的に投稿を促すのも一つの方法です。
例)口コミ投稿のQRコードを店内に掲示する、アンケート実施から口コミ投稿に繋げる、投稿していただいた方に粗品をプレゼントするなど

また、口コミには可能な限り返信をしましょう!!
返信をすることでユーザーへの印象が良くなることはもちろんですが、ユーザーの意見を大切にしているということで、Googleからも信頼性が高いと評価されることにつながります。

一言でもいいので、口コミには返信することをおすすめします。

補足:SEO対策も行う

SEOとMEOは異なるものですが、HPがあるサービスの場合は一緒にSEO対策も行うと相互に良い影響があります。
MEOでは、検索結果での見え方(視認性)も評価のポイントになるため、HPのSEO対策がMEOにもプラスに働きます。

逆に、MEOでビジネスプロフィールからの流入が増えると、ホームページへのアクセス数アップにもつながるので、SEOとMEOはお互いに良い影響を与え合う関係にあります。
その他、SNSの更新も積極的に行うなど、WEB上全体で知名度を上げることを意識されるとさらに効率的に順位を上げることも可能ですよ!

まとめ

MEO対策の基本と自分でできる具体的な方法をご紹介してきました。
MEOは「手軽に始められる一方、地道な運用が重要」という性質を持ちます。 一度上位に表示されると維持しやすいのも特徴なので、短期的な結果ではなく長期戦での集客力アップを目指しましょう。

「自分で続けるのが大変」「専門家に任せたい」と感じたら、ぜひ一度relationにご相談ください!

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この記事を書いた人

KOH

ディレクター

MEI

元気の源は「唐揚げ」の寄り添い型ディレクター。
大学卒業後、大手人材派遣会社と医療系ベンチャー企業にて合わせて約6年間営業を経験。
サービスを売る側から作る側になりたいという思いでディレクター職に転身し、現在はrelationにてディレクション力を伸ばすため日々奮闘中!