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リード獲得とは?施策9選と成功に欠かせない3つのポイントを解説

リード獲得とは?

こんにちは!relationのNAOです。

「Webサイトのアクセス数は伸びているのに、肝心の問い合わせがさっぱり増えない……」
「展示会が減ってオンライン集客に切り替えたものの、何から手を付ければいいのか優先順位がわからない」

BtoBマーケティングの現場では、こうした悩みが尽きません。

特に最近では、顧客は営業担当者と接触する前に、Webでの情報収集だけで比較検討のプロセスの大半を終えてしまうと言われています。気づかないうちに競合に顧客を取られているケースも珍しくありません。

本記事では、まずはリード獲得とは何かという基本を整理したうえで、見込み顧客を効率的に受注へつなげるための具体的な手法を深掘りします。ぜひご参考にしてください。

【この記事はこんな人にオススメです】

  • HPのPVは増えたが、商談につながる問い合わせが増えず悩んでいる方
  • 上司から「デジタルでのリード獲得を強化せよ」と指示されているが、具体的な優先順位がわからない方
  • 自社の予算やリソースに見合った、現実的なマーケティング施策を探している方

リード獲得とは?意味と目的について

BtoBマーケティングの現場で頻繁に使われる「リード獲得」という言葉ですが、まずはその本質的な定義と、ビジネスにおける真の役割を再確認しましょう。

リード獲得は「見込み客」を獲得するマーケティングの第一歩

リード獲得(リードジェネレーション)とは、自社の製品やサービスに関心を示した個人や企業の情報を取得することを指します。単にWebサイトを閲覧してもらうだけでなく、社名、担当者名、メールアドレス、電話番号といった情報を得て、営業担当者が直接アプローチできる状態にすることです。

多くのBtoBビジネスにおいて、顧客は即座に購入を決めるわけではありません。組織内での合意形成や予算の確保が必要なため、検討期間が数ヶ月〜数年に及ぶことも珍しくありません。そのため、まずは将来の顧客候補として接点を作り、追客可能なリストを作成することが全てのマーケティング活動の出発点となります。

ビジネスにおけるリード獲得の目的

一番の目的は、商談のパイプラインを安定させ、営業効率を最大化することにあります。

無差別にアプローチするテレアポや飛び込み営業とは異なり、資料請求やホワイトペーパーのダウンロードを通じて、あらかじめ興味関心が可視化された層へ絞ってアプローチすることが可能になります。これにより、商談化率や成約率の向上が期待できるだけでなく、「今すぐ客」だけでなく「そのうち客」に対しても継続的なフォローができるようになります。

結果として、営業部門は確度の高い案件に集中でき、マーケティング部門は中長期的な売上の安定化に寄与できるという、組織全体の最適化が実現します。

リードナーチャリングとの違い

この2つはよく混同されますが、役割が明確に違います。

  • リード獲得:新しい接点(名刺やリスト)を作ること
  • リードナーチャリング:獲得したリードを「そのうち客」から「今すぐ客」へ育てること

リード獲得が「新規の接点作り」であるのに対し、リードナーチャリングは「獲得したリードの育成」を指します。

獲得した直後のリードのうち、すぐに商談を希望する層は全体の数パーセントに過ぎないと言われています。残りの層に対して、メルマガ配信や定期的なセミナー案内を通じて有益な情報を提供し、購買意欲を段階的に高めていくプロセス=リードナーチャリングが同時に必要です。

「獲得して終わり」にするのではなく、適切なタイミングで営業へパスを出すための一連の流れ(デマンドジェネレーション)を構築することが、現代のマーケティング担当者に求められる役割です。

予算を無駄にしない!施策の効果を最大化するために整理すべきこと

「とりあえず他社がやっているから広告を出してみる」といった手段先行の考え方では、予算を浪費するリスクが高まります。施策を検討する前に、以下の3点を社内で合意形成しておくことが重要です。

商材単価と検討期間

自社商材が数万円のサブスクリプション型サービスなのか、あるいは数千万円規模の製造設備なのかによって、最適なアプローチは180度異なります。
高額商材で検討期間が長い場合、一度の広告クリックで受注が決まることはありません。信頼性を担保するための導入事例や、深い専門性を示すホワイトペーパーによる、多角的な情報提供が不可欠となります。

リード獲得に対する社内体制・予算・運用負荷

「リードは月間100件獲得できたが、営業が一人もフォローできず放置されている」という状況は最悪のシナリオです。獲得後のフォローを担うインサイドセールスの有無、月々に許容できるCPA(獲得単価)、そして継続的にコンテンツを制作できる社内リソースを客観的に把握しましょう。無理のない運用設計が、施策の継続性を生みます。

ターゲットがオンライン・オフラインどちらで情報収集するか

ターゲットとなる企業の担当者が、課題解決のためにどのような行動を取るかを深掘りします。Google検索による情報収集が主流のIT業界であればオンライン施策が中心になりますが、地縁や業界内の口コミ、物理的な体験が重視される伝統的な業界であれば、展示会や郵送DM、FAXといったオフライン施策の方が、はるかに高い反応率を得られる場合があります。

リード獲得の具体的な方法:オンライン編

デジタル化が急速に進む現代のBtoBマーケティングにおいて、Webを活用した手法はもはや欠かせない戦略基盤となっています。オンライン施策の最大のメリットは、Googleサーチコンソール(GoogleSearchConsole)やMA(マーケティングオートメーション)ツールなどを用いることで、「いつ、誰が、どの経路から流入し、どの資料に興味を持ったか」という行動データを正確に可視化できる点にあります。

Googleサーチコンソールについてはこちらの記事をご覧ください。

コンテンツマーケティング

オウンドメディアやブログを通じて、ターゲットが抱える課題を解決する記事を発信します。

Googleサーチコンソール(GoogleSearchConsole)などのツールを活用して「ユーザーがどんなキーワードで悩んでいるか」を分析し、質の高い回答を提示することで、検索エンジンからの自然流入を狙います。広告費を払い続けなくても、良質なコンテンツは24時間365日働く「優秀な営業マン」としてリードを運び続けてくれます。特に、「検討期間が長く、比較検討されやすい商材」を扱う企業に適した手法です。

ウェビナー

オンラインで開催されるセミナー(ウェビナー)は、会場費や移動時間を削減できるだけでなく、場所の制約がないため全国各地の企業から参加者を募ることが可能です。

視聴中の質疑応答や事後のアンケートで「現在抱えている具体的な悩み」を回収できるため、リードの熱量を測りやすく、商談への移行率が非常に高いのが特徴です。「ある程度ニーズが顕在化している層にアプローチしたい企業」に向いています。

Web広告

検索結果の上部に表示されるリスティング広告や、Facebook・LinkedInなどのSNS広告を活用します。

特定のキーワードや役職、業界、興味関心に絞ってピンポイントに表示できるため、新製品の発売時など、短期間で集中的にリードを獲得したい場合に即効性のある手法です。

Web広告についてはこちらの記事でも解説しています。

SNS

X(旧Twitter)やFacebookを活用し、企業の「中の人」の視点や専門的な知見を発信します。直接的なリード獲得だけでなく、情報の拡散による認知拡大や、企業の信頼性を高めるブランディングに寄与します。広告ではリーチしにくい層とカジュアルな接点を持てるため、長期的なファンづくりに活用されます。

プレスリリース

新サービスの開始や独自調査のレポートをプレスリリースとして配信します。大手メディアに掲載されることで、自社の信頼性が大きく向上します

第三者メディアの紹介を通じて、普段のマーケティング活動では接触できない層からの問い合わせを誘発する強力なきっかけになります。

リード獲得の具体的な方法:オフライン編

オンライン広告が飽和し、メールボックスが未読の案内で溢れかえる現代だからこそ、直接顔を合わせるコミュニケーションや、手元に届く物理的な資料は、他社との差別化を図る大きなチャンスとなります。

特に検討期間が長く、高額なBtoB商材においては、最終的な意思決定の決め手として「担当者の人となり」や「企業としての信頼感」が重視される傾向にあります。

オンラインで接点を持った見込み顧客に対し、オフライン施策を組み合わせて「温度感の高い体験」を提供することで、商談への移行率を飛躍的に高めることが可能です。

展示会

ブース出展を通じて、一度に多数の見込み顧客と対面で接点を持てます。

製品の実機デモを見せながら、その場で課題をヒアリングできるため、情報の密度が非常に濃いのが特徴です。名刺交換からそのまま商談のスケジュールを切ることも可能で、確度の高いリードを短期間で獲得するのに最適です。

DM(ダイレクトメール)

ターゲット企業の決裁者宛に、カタログやレターを郵送します。

デジタル広告の単価が高騰し、メールが埋もれやすい現代だからこそ、あえて「手に取れる形」で届く郵送物は、役員層などへのリーチに効果的です。デザインや封入物を工夫することで、高い開封率と印象付けを狙う戦略的な使い方が可能です。

テレアポ

電話を通じて直接アポイントを打診します。

工数はかかりますが、ターゲットリストの精度を研ぎ澄ませることで、Webサイトに訪れないようなアナログな企業層への突破口となります。相手の反応に合わせてその場で説明を変えられるため、ニーズの有無を即座に判断できる利点があります。

飛び込み営業

特定の地域やオフィスビルを集中的に訪問します。

現代では非効率に見られがちですが、地域密着型のビジネスや、店舗・小規模オフィス向けのサービスにおいては、顔の見える関係性を築くための第一歩として今なお機能する手法です。

成果を最大化!リード獲得を成功させる3つのポイント

実は、どの手法を選ぶか以上に重要なのが、獲得したリードを「いかに商談へ繋げるか」という”出口の設計”です。

しかし多くの担当者が陥るのが、施策を「打つこと」自体が目的化してしまうという罠です。たとえ広告で大量のリストが集まったとしても、自社のターゲットと乖離していたり、入力フォームでユーザーにストレスを与えていたりすれば、そのコストはすべて無駄になってしまいます。

ここでは、リードの「数」を「質」に変え、最終的な受注率を劇的に引き上げるために欠かせない3つのポイントを解説します。

1.ターゲット(ペルソナ)を明確に定義する

「とにかく数」を追うと、営業に繋がらない質の低いリストばかりが溜まります。

ターゲットの年齢・業種・従業員規模といった基本属性だけでなく、「上司からどのような指示を受けて困っているか」「導入にあたっての障壁は何か」という心理背景まで言語化しましょう。ターゲットを絞り込むほど、メッセージは鋭くなり、反応率は向上します。逆に、ターゲットを広げすぎると「誰にも刺さらないメッセージ」になり、結果としてCPAが高騰する原因になります。

ペルソナ設計の基本はこちらの記事で解説しています。

2.ユーザーが欲しくなる「オファー(特典)」を用意する

ユーザーにとって、見ず知らずの企業に連絡先を教えることには強い心理的抵抗があります。それを解消するための「交換条件」として、課題解決のヒントが詰まったホワイトペーパーや、業界のトレンドレポート、無料診断ツールなどの魅力的なオファーを用意しましょう。「今の悩みが解決しそうだ」と思わせる価値の提供が不可欠です。

3.離脱を防ぐ「導線設計」と入力フォームの最適化

広告や記事で興味を持っても、入力フォームが使いにくければユーザーは離脱してしまいます。項目数を必要最低限に絞り、スマートフォンのフリック入力でもストレスがない設計にしましょう。また、送信完了後の「サンクスページ」で次の資料を提示するなど、熱量が冷めないうちに次の行動を促す導線設計が、後の商談化率を左右します。

まとめ

リード獲得の成功は、単に手法を選ぶことではなく、自社のターゲットに適したチャネルを選定し、顧客が情報を差し出すに値する「価値」を提供できるかにかかっています。

「やるべきことは分かったけど、自社の場合どこから手をつけるべきか分からない」
「リソース的に全部はできない」
そんな風に感じている方は、ぜひrelationへご相談ください。
relationでは、貴社の商材・ターゲット・営業体制をもとに、さまざまな視点からリード獲得をサポートします。

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この記事を書いた人

NAO

Webマーケター、SEOライター

NAO

「人はなぜものを買うのか」に強く興味を持ち、大学では行動経済学を専攻。卒業後「ものを売れるようにする仕事」を希望し、営業と広告運用を経験。年間広告運用費は7000万円以上、ROASは最高155%を達成。現在はSEOライターと広告運用などのマーケティング業務を担当。迅速・誠実・丁寧を信条に、元気一番で頑張ります!